今回のお話は、新一という少年が仲間の大切さを学ぶというお話でした。
新一というのはなつめさんのクラスメートのひとりなのですが、この子がまたかなりのひねくれもの。或る日のバスケの試合でも、ワンマンプレーでなんとかしようとして、肝心なところでパスを出さなかったために負けてしまいました。
こういう子ってたまに見かけますよね。自分の実力が高いために、友達のことを全く認めようとはしない。まぁ、確かに自分からみたらみんなは足手まといでしかないということなのでしょうけど、それは間違った考え方でしょうね。もっとみんなのことを信用してあげることも大切だと思います。そうでないと、きっと知らぬ間に仲間はずれになってしまいますよ。それは、本当にさびしい。
そんな新一の前に、臨獣フォックス拳のツネキが出現。そこへやって来たゲキレンジャーたちに助けられたわけですけど、「助けてなんて頼んでいない」といきなりの逆切れ。しかし、本当に生意気なガキだなこいつは。
彼のことが気になったジャンさんとケンさんは、新一君のもとへ。2人は仲間は大切だといいますがもちろん彼はそんなことに耳を傾けようとはしません。
でも、こういうことってなかなかわかってもらうのは難しいと思いますよ。仲間の大切さというのは、言葉で言ってもわかってもらえない。特に彼のような性格の場合、仲間のことを見下しているわけなので、仲間を必要とした経験がない。だから、自分ひとりではできないことが世の中にはたくさんあるということを今回のエピソードのように体験から学ぶことが一番でしょうね。
そんなことをしているとジャンさんたちは、ツネキが作り出した孤空という空間に閉じ込められてしまいます。やつは、この空間ごと爆発させるつもりみたいです。何とか止めようとするわけですけど、何とこの空間ではジャンさんたちの力は9分の1になってしまうらしく、攻撃はぜんぜん効きません。これは、困りましたね。
ところが、弱気になっていた新一君。ところが、ここから彼が変わっていきます。ジャンさんが落ちそうになった彼を救出してくれました。仲間だから絶対に守るというジャンさんの言葉でようやく仲間の大切さに気付いたみたいです。そりゃ、体を張って自分のことを守ってくれたら嫌でも気付くでしょうね。
そして、ジャンさんたちは新一君の思いつきで、過激気を注入されたケンさんの技でツネキを撃破。狐空もなくなり、一件落着です。なるほど、単純な技なのでしょうけど、2人の力を合わせるということが彼の発想であるということは、本当に大きいと思います。
また、いつものようにツネキは巨大化して攻撃してきます。九体に分身できるとはすごいではありませんか。小さい時に、この技をどうして使わなかったのでしょうね。出し惜しみ何かしているから、負けちゃうんですよ。まぁ、結局ゲキトージャウルフに消されてしまい、ゲキエレファントファイヤーに獣拳武装した2体の前にあっけなくやられてしまったわけですけど。
その後のバスケの試合では、ちゃんと仲間の力を借りて勝利することができた新一君。これからも、みんなと仲良くやっていってくださいよ。そうすれば、きっと彼のチームは何倍もの力が出せるはずですから。
その頃、臨獣殿ではロンとマクが激しい戦いを繰り広げていました。これまで、ロンが戦っているところを見たことがなかったですが、やつはかなり強いですね。マクの攻撃がまったく当たりません。彼は、理央さんを臨獣殿の頭にすえたいみたいですが、やっぱり何が目的なのか、やつの正体もまったくわからずです。いい加減、引っ張りすぎですよ。早く真の目的が知りたい。
COMMENTS
こんちには。
確かに私も今回の作品は、結構丁寧に作ってあると思います。というか、ストーリーが本当にわかりやすくできている作品ような気がします。ゲキレンジャーのメンバーの成長していく姿が非常に単純明快に描かれているところとかがとてもいいですね。
特に今回の話はよかったと思っています。新一という少年が仲間の大切さに気づくという話でしたが、これって本当に大切なこと。まぁ、口に出すとちょっと恥ずかしいところもあるので、こういう作品から感じとってくれたらいいですね。
そして、謎の人物ロン。まぁ、獣源郷と関係があることは間違いないのでしょうけど、まだまだ謎の多い人物です。いい加減引っ張りすぎですよねぇ、スタップさんたちも。私的には、やつの正体が明らかになるのは、もう2、3話ぐらい先ではないかと思っています。本当に早く知りたいですよ。
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