今回のお話は、そらの妹・ゆめちゃんが誕生するってなお話でした。
個人的には、この作品の中で一番好きなエピソードなんですよねぇ。
そらのことを心配して来てくれた両親と、突然のトラブルにもけっしてそらのことを責めないお母さんとのやり取りは、もう最高のひと言。
最後のお母さんがそらを元気づけるところとか、涙が出ちゃいます。
カレイドスターは、熱血感動作品なので、その代表格みたいなもんですな、この話が。
そらは、カレイドステージを退団したことを家族に電話で連絡です。
彼女たち、とりあえずは住むところを見つけて、自分たちのステージを立ち上げることにしたらしい。
お母さんたちは心配だろうけど、当分は帰らない予定と伝えます。
何やら、そらのお母さん、子供ができたようで、これはうれしい?でも、今の両親が本当の両親でない彼女にとってはちょっと複雑。
準備も終わり、寮を出発。
新しい生活がいよいよスタート。と言っても、やっぱり新しい子供ができるってことが気になってしまうそら。
落ち込んいるとフールが登場。
やっぱりというか、フールのやつも一緒についてくるみたいで、アンナもミアもいるし危険ですねぇ。
悪いことをしたら、即効、ジョナサンの餌にという約束をしておきますが、心配は尽きません。
そらたちは、ケンの家にお世話になることになったようで、彼の家に出発。
ちょうどサラさんも出てきたところだったけど、彼女どこへ行くつもりかと思えば「修行よ!」って・・・・。まぁ、歌の修行と思いたいですが、あの姿、格好ではやっぱり格闘技とかでしょうねぇ。サラさんなら十分にありえます。
ケンの家に向かう面々。
彼の家に居候できることになり、みんな本当に助かりましたねぇ。
ミアの場合、カレイドステージのオーナーが交代し、キャストが辞めたと新聞に載ってしまった影響でおばあちゃんが、かなり心配していたらしい。
でも、ケンの家に居候できると聞いてかなり安心していたとか。
ケン曰く、「女の子を路頭に迷わすわけにはいかない」っと。やっぱり、男の子ですしねぇ。女の子のことは心配ですか?
ミアにからかわれる辺りは、可哀想だけど。
何だか、ぼーっとしているそらを見て、ケンが何か心配ごとがあるのか?と聞いてみます。
そらは、特に何もないというけど、トランクが坂道を転がってしまって大変。やっぱり、何かおかしいですな。
ケン、家に着く前にちょっと覚悟しておいてほしいことあり、特に妹が心配で、一応キツク言ってあるというけど、さて。
ケンの家に到着すると、家の前はたくさんの遊具もあって、公園みたいでびっくり。
全部、お父さんが作ったらしい・・・・と、それはさておき、妹が・・・と言いかけるも時すでに遅し。
妹がアンナに向かって突っ込んできました。
なるほど、アンナの大ファンでしたか?
いきなり、彼女にバラを渡して、ポーズを取ってくれるように頼む、妹のルーシー。が、アンナ、カッコイイポーズは取らないで、いつも通りの変なポーズをとっちゃいます。
現実を知って、さぞかし、がっかりしたことでしょう。
続いて、お母さんのシェリルが出てきて、そらとミアを家の中に引っ張って行ってしまいます。
居間のソファで横になっていたお父さんのベンを強制退去させ、みんなを座らせます。
ケンのお父さん、家具のデザイナーをやっているらしく、そのデザインを考えていたらしいけど、そんなことはお構いなし。
ルーシーちゃんは、アンナをソファに座らせて、ポーズを頼むも、彼女は猿のポーズをやっているし・・・・。
アンナのイメージ壊れちゃいましたねぇ。
でも、滑った後のアンナの表情は最高。ルーシーちゃんも満足したようでした。
ひと休みして、部屋に案内してもらったそらたち。
何やら、子供部屋だったらしく、部屋の中にはお父さんが作ったという変わった家具がいっぱいでびっくり。
お父さん、気に入ったものがあったら持って行っていいよと言ってくれて大感激っと。でもねぇ、荷物になりそう。
ルーシーちゃん、今度は水鉄砲をアンナに持ってもらい撮影をしようとするも、ベンさんにより強制退去っと。
こりゃ、大変そうだから、早く部屋を見つけないといけませんねぇ。
子供部屋を見たそらは、お母さんが妊娠したということを思い出して、またぼーっとしてしまいます。
ちょっと心配。
それよりも荷物整理をしようとすると、そらのトランクの中に潜んでいましたよ、あの魔物が。
フールを見つけたそらは、さっそく捕まえようとするも、やつが逃げ回るから思わず大暴れしちゃいます。
無事にやつを仕留めたとは言え、うるさくしてしまったので、夕食の手伝いをすることに。
シェリルさんは、家はいつもこんなもんだと笑顔で答えてくれました。優しいですねぇ。
昔、ケンもよく二段ベッドの上から、「カレイドスターになるんだ」と言って、飛び降りていたらしい。
でも、子供の頃から心臓の弱かった彼。普通に生活していく分には何の問題もないため、なかなかあきらめることができなかったらしい。
まぁ、親としては仕方がないですかね。今でも、突然、ステージに立つって言いだすんじゃないかと心配しているらしいけど、たぶんないでしょうねぇ。
ルーシーちゃんのカメラを取り上げてしまい、喧嘩を始めてしまったケン。
そんな姿を見ながら、ミアも弟とよく喧嘩をしたことを思い出しつつ、アンナもお母さんとの仲はけっこう大変だったらしい。
しかし、そらは喧嘩したことがない・・・・。
ついでだけど、ケン、ルーシーちゃんにすごいやられようです。家でも苦労してとは、ますます哀れ。
夜、一人、外で涼んでいるそらを見つけたケンは、彼女のところへ。
ケンは「うるさくて、ごめんね」というけど、そらにとっては「みんな言いたいことを言い合っている感じでとてもいい」と。
ケンは、そらの今の両親が本当の両親じゃないことを知っているので、「育ての親と言っても、そらたちだって本当の家族でしょ」と言ってくれました。
ケン、やっぱり心配ごとがあるんじゃないかとそらにもう一度聞いてみると、彼女は両親に子供ができるということを話します。
本当はおめでたい話だけど、そらはやっぱり複雑。
そら、今の両親のなかなか子供ができなくて、自分に気を使っているんじゃないか?と気にしていたようで。
ケンは、妹がいるけど、兄妹ができるって知った時はちょっと寂しかったらしい。やっぱり、両親は2人も妹にかかりきりで、いろいろとわがままを言って、困らせたみたいです。
ケンも、昔はそんなわんぱくだったとは・・・。ちょっと興味あります。
でも、そらはやっぱり本気で喧嘩したり、言いたいことを言い合ったりすると、家族のつながりを壊してしまいそうで、自分には無理。
ケン、そんなことはないと思うよと言い、「自分にはなんでも言ってよね。そらとは家族になれると思っているから」って、さりげなく告白。
が、そらにとってはアンナもミアも家族?落ち込んでいる場合じゃない、みんなでカレイドステージを作るって、部屋も探さないといけないぢ、気合いをれます。
ケンが、逆に落ち込んじゃっているじゃないですか?本当に、ケンが可哀想で、可哀想で・・・・。
みんながいるから大丈夫。お父さんやお母さんに、自分のステージを見てもらうためにもがんばらねばなりません。
アンナとミアもいるし、2人の寝顔をのぞいてみると・・・、やつがそこにいました。
せっかくのいい雰囲気がぶち壊し。全く、フールは常にどこかに監禁しとかないと危険です。
そらたちは、新しく住むところを探しに出かけます。
その頃、空港にはそらの両親の姿が・・・・。お母さん、大きなお腹ですが、大丈夫?
住むところを探すそらたち。
庭付きのペントハウス→高い、郊外の一件屋→遠い、安いし便利の良さそうなところ→ポリスさんから、この前泥棒が入ったと聞いて却下。
なかなかいいところはありませんねぇ。
そんなポリスさんが案内してくれたのは、家賃は安けど、かなりボロいアパート。
でも、ここにはケイトさんも住んでいるし、中は意外と綺麗で広い。窓からカレイドステージも見えるしでここに決定っと。
まずは、下の階に住んでいるケイトさんのところへお茶でも・・・・って、あまりの汚さにびっくり。
いつもは、ポリスさんが片づけているらしいけど、これからはひょっとして、そらたちが掃除するハメになるかも。
ついでだけど、ポリスさん、本名はジェリーってな名前だったんですねぇ。微妙に可愛い
名前なところが面白いです。
アンナ、これはおいしいところを持って行かれちゃいました。
新居も見つかり、ケンの家に帰っていく3人。
ルーシーちゃんが寂しがるから、アンナだけはケンの家にそのまま・・・って、可哀想だからやめましょう。
ケンの家に到着すると、何とそらのお父さんとお母さんがいるからびっくり。
アンナとミアは、そらを迎えに来たのではないか?と心配っと。あのお腹ですからねぇ、何かあると思っちゃうでしょう。
そらのお母さん、電話のそらがおかしいと思って、駆けつけたようで。
そら自身は「そんなにおかしかったかなぁ」と言うけど、お母さん、電話ではわからないこともあるからと。
そら、続いて、今日、新しい新居が決まったことを饒舌に話し出すから、ますますおかしいですな。
そして、ついにお母さんがしばらく日本に帰って来るようにと本題を切り出しました。
カレイドステージを辞めたとなると生活も大変だし、自分たちのステージを作ると言ってもすぐには・・・。心配だし、帰って来なさいと言って説得。
ところが、そら、「もうすぐ、私の心配なんかしている暇なくなるよ。本当の家族ができれば・・・・」と思わず心の中に引っ掛かっていた本音が出ちゃいます。
こりゃ、お父さんもお母さんもショック。心配しないわけないのに・・・・。
思わず怒鳴ってしまったそらのお母さんはそらに謝ろうとした時、突然、陣痛が始まりお母さん苦しみ出してしまいます。
急いで救急車で病院へ。
まだ、妊娠七か月だけど、緊急事態ということで、帝王切開の手術を受けることになってしまいます。
病院に駆けつけたそらは、自分が変なことを言ってしまったからと、かなり気にしているようで。
ケンやお父さんの言葉が慰めようとするも効果なし。
本当はお母さんに赤ちゃんができたことはうれしいはずだけど、そうなると自分の居場所がなくなるような気がしていた。
今、日本に帰るとそんな嫌な自分をお父さんやお母さんに見せてしまいそうで、とても日本に帰ることなんかできなかったと心中を話してくれました。
それを自分が壊してしまったと思い込んでいるようで、痛々しいです。
ケン、そんな彼女に、お母さんや赤ちゃんのことを心配しているし、何があってもそらたちは本当の家族。赤ちゃんもお母さんもがんばっているから、そらも・・・と言ってくれました。
ケンのおかげで、そらも元気を取り戻しました。
そして、みんなで赤ちゃんが無事に生まれてくるようにお祈りを。
ケン、本当にいい人ですよ。そら、彼の気持ちに気づいてあげてくれよ。
ついに、ケイトさんが手術室から出てきて、手術は無事に成功。
女の子が生まれたようで、お母さんも無事だったようで、本当に良かったですねぇ。
生まれたばかりの赤ちゃんを見に行くそらたち。
まだ、ちょっと小さいけど、元気な女の子。
お父さんは、それを見ながら、昔のそらも同じようだったと話を始めました。
そらも早産だったのか?、彼女のお父さんとお母さんも自分たちを責めていたらしい。しばらくは、抱くこともできないし、面会のたびに励ましの言葉をかけていた。
そらがカレイドステージに入りたいと言い出した時、彼が考えたのが、あいつならどうするか?ということ。
でも、たぶん、同じように大きくなった彼女が自分で道を見つけたんだから、笑顔で送り出したんじゃないか?と。
でも、大きく立派になったからと言っても、心配するのはやめません。
うん、いいお父さんだ。
そらは、お母さんのところへ。
そら、まずは変なことを言ってしまったことを謝ります。でも、お母さん自身も彼女の不安は感じていたようで、何も攻め立てるようなことは言いません。
お父さんもいい人だけど、お母さんも本当にいい人です。
今回、突然やって来たのは、赤ちゃんが生まれる時には、そらに絶対にいてほしいと思ったから。電話で説得してもダメだと思い、大急ぎで駆け付けたというわけ。
まぁ、ちょっと違うとは言え、願いは叶ってしまいましたけどね。
そして、そらの顔を近くでしっかりと見て、「元気に育ってくれて、ありがとう」と。
お母さんもそらを引き取ると決めた時は、かなり不安だったらしく、初めて「お母さん」と呼んでくれた時は、うれしくてこっそり泣いてしまったらしい。
離れて暮らしていると心配だけど、がんばっていると思うとうれしい気持もある。困った時は、何でも相談するようにしましょうねぇ。
最後に、赤ちゃんの名前をそらに決めてほしいと言います。前から、そうすることに決めていたみたい。
赤ちゃんを見つつ、自分もここ夢に向かってがんばることを決意するそら。
その時、浮かんだのが“ゆめ”という名前。
それを聞いて、ケン、そらのお父さんのことを思わず「お父さん」と言ってしまいます。
ひょっとして、お父さんになるかもですしねぇ。
やっぱり、この話は大好きですねぇ。
カレイドスターの話の中でも、レイラさんやアンナの親子関係を描いたものはありましたが、これが絶対に一番いいと思います。
熱血的な場面も多い作品だけど、感動系としても十分、最高クラスですね。